質問箱まとめ【part2】

6月 22, 2019

どうもQ&Aエンジニアです。
(本当はインフラエンジニアです)

ここでは皆さんから頂いたITは業界に関すること、キャリアに関すること、派遣やSESに関すること等、過去に回答したQ&Aの中から参考になりそうなものをまとめておきます。

質問したけどツイートを見逃したという方もいると思いますので参考までに!
良いインフラエンジニアライフを!

Q:貴社に入社して、現場に派遣された際、また次の現場に変えるタイミングはいつなんでしょうか?

A:エンジニア自身が現場に飽きたら(スキルアップして物足りなくなったら)いつでも良いですよ。
うちの現場はいわゆる大型案件のために一時的な要員として派遣されません。
現場では各自が複数案件を担当し、常に最新機器を触り続けるため、同じ現場でもスキルの陳腐化は無いです。
別の分野や上流工程に上がりたいと思ったタイミングが現場変更のタイミングですかね〜

Q:インフラの場合、自社勤務というのはあるのでしょうか?

A:ありますよー!(弊社だけの話じゃなくてインフラ全体の話ですよね?)
例えばSIerが元請けとなり、構築やテスト、ドキュメント作成を外注し、それを請負でやる会社は自社勤務の方々でインフラ構築を行います。
あとは自社サービスを持つ会社のインフラエンジニアは自社サービスの基盤を動かすインフラの調達(SIerに依頼したら、クラウドを使用したり)、運用をするので、そういった方々も自社勤務になりますね。

Q:SIerの件、ありがとうございます。ここにも日本オンリーの常識が浸透しているのを感じて残念でした。これからも頑張ってください。私も違う方々と頑張ります。

A:SIerにあまり良い印象を持っていない方でしたか。
SIerが必要とされる背景には、ユーザー企業側で完結できるだけのエンジニアが確保できておらず、外注に頼らざるを得ないという現実があります。
この現実を解決するには、企業の大半が十分な技術を持ったエンジニアを確保し、外注に頼らないでシステムを運用していけるリソースが必要となると考えています。
今の日本の現状を考えるとしばらく変わることは恐らく無いでしょう。
私はグローバルに活躍できるほどのポテンシャルは無いので、日本という環境の中でどう生き抜いていくかを考えた結果SIerという答えに辿り着きました。

Q:SIerって必要だと思いますか?

A:SIerが案件を右から左へ流しているだけの方々には見えない世界があるのですが、「下請けに発注できる状態にする」というフェーズが無くならない限り必要とされると思います。
顧客の要件って自分たちでもよく分かっていないってパターンが多いんですよ。
保守が切れるからリプレイスしなきゃいけないけど、性能面、可用性、互換性、運用性、保守性を考慮したリプレイスをするのって社内SEをだけで要件を整理するのって結構ハードル高いです。
特に大規模システムになればなるほど。
そのレイヤはインフラ構築のスペシャリストやプログラマの担当領域じゃないので技術だけ分かる人じゃ要件定義は出来ないですからね。

Q:インフラエンジニアです。仕事が終わり帰宅すると勉強する気になれないのです…

A:そもそも「仕事終わりに毎日勉強する」という計画は最初から破綻しているということに気付いたので私は帰宅後の勉強を定期的にやるのは止めました。
残業や飲み会等、突発的なイベントは不定期で必ず起きますから・・・
・出社1時間前に出社してオフィスで毎日勉強
・早起きするために毎晩早く寝ることだけを気をつける
・極力通勤時間を減らすためオフィスの近くに引っ越し
・オフィスだとグダグダしない
生活スタイルを変えてからこの生活が3年以上続いています。
いつも朝早いとそれだけで評価がかなり上がりします。
早い時間に電車に乗ると多少なり満員電車も緩和されるので良いこと尽くしです。

Q:勉強に時間割けば割くほど、異性との出会いのチャンスが遠のいてる気がするんですがどうすれば良いですか

A:守備範囲を同性にも広げるのはいかがでしょうか?
恋愛対象が世界中で約74億人までに広がります!

Q:インフラの構築は楽しいですか?

A:楽しいと思えないと、この業界は辛いかもしれませんね。
かくいう私は新しいものはすぐ触りたい派なんですが、一度経験すると割と飽きてしまうので、構築はそんなに好きじゃないかもしれません。
顧客システムの課題をヒアリングして技術的な会話をしている方が割と楽しいと思える派ですね。

Q:転職回数は何回までなら許容範囲ですか

A:年齢によりますが、数ヶ月〜1年周期で転々としているのはちょっと警戒しちゃいますね。

Q:SESの商流は大事ですか?

A:もちろん商流は大事ですが、そもそも派遣かSES(ブログにも書いていますが契約形態が違う)というのも大事です。
うちの現場だと各種技術研修は派遣社員であれば無償で受けられますが、SESで常駐の方はそもそも受けられないといった違いもあります。

Q:自社の都合で現場を転々とさせられる場合、どうやって業務経歴を整えればいいですか。

A:周囲がみんなそういう感じなら、そもそも短期案件しか待っていないので、その会社を辞めるのが一番早いと思います。
そういう会社は大体無期雇用の正社員じゃなくて有期雇用の契約社員じゃないですか?

Q:LPICとCCNAは、どちらが難しいですか。

A:CCNAの方が難しいです。
難しいというより出題範囲が広いのと、選択肢問題以外に実機を触る問題があるので。
その分実践向けです。

Q:2.3ヶ月ペースで色々な現場を転々とするのはやめたほうがいいですか?

A:2〜3ヶ月で転々としている人を見て、好印象を持つ人がいるなら良いんじゃないですか?
私の知ってる範囲には1人もいないので私の中では印象悪いですが…

Q:貴社のデメリットって何かありますか

A:100人いて100人が満足する会社なんて無いので何とも言えないですね。
私自身は”派遣”という肩書きでも稼げれば良いと思っているので別に気にしてないですが、気にする人はもちろんいると思います。
派遣で年収600万もらうより、派遣ではない会社で年収300万が良いという人だっていますし…
ただ、私自身派遣で現場に出ているので、自分が感じる不満点はどんどん変えていく所存です。それが他のエンジニアにとっても良い施策となると思いますので!

Q:派遣インフラSE-Kさんこんにちは。 私はインフラエンジニアを目指している大学生です。 業界について調べていると「SES企業は偽装請負・人売りが横行しており、新卒で入社すると、プログラミングと関係ない案件に売り飛ばされ、スキルが身につかない上に転職しても行き着く先はまたSESだから絶対にやめておけ」などという情報ばかりが目につきます。 インフラエンジニアとなるとプログラマーよりも自社が少なく、客先常駐が多い印象があるのですが、やはりインフラ系SIerも同じなのでしょうか?

A:割と大事なことを言うので頭の片隅に刻んでおいてもらえると嬉しいです。 Twitterやネットの情報なんて全て誰かしらのポジショントークです。 気の済むまで徹底的に調べて自分で納得した選択をしてください。
印象に残るよう少し強めの言葉で言うなら「テメェの人生くらいテメェで決めろ!」
誰かに聞いた情報を鵜呑みにして選択した人生って、失敗した時に人のせいにするんですよ。
そんな人間はどんな仕事をしようと絶対成長しません。
自分で徹底的に調べて自分が信じた道を進んだ人は、もし失敗しても絶対他人のせいにしないですし、自分の判断について反省をします。
そんな人間になれればどこの業界に行っても、失敗しても大丈夫です。
肝心の回答ですが、私のブログにインフラSIerや派遣とSESの違いを書いてあるので読んでもらえると嬉しいですが、これも私のポジショントークで書いています。
自分で信じられるものだけ信じてもらえると良いかと思います。

Q:インフラの経験1年です。 これからインフラで食っていくためには、知的好奇心が必要でしょうか? Twitterのフォロワーの人は、プライベートでもネットワーク機器やVMをプライベートの時間を使って弄ってるので、ちょっと焦ってます。

A:”食っていく”=収入という理解をしました。個人的な感覚で申し訳ないですが、年収には400万、600万、800万の壁があると思っています。400万ぐらいまでなら、別にプライベートで勉強しなくても残業したり経験年数が長くなればある程度達成できます。
600万は役職になったり、人並み以上に努力をして1つ頭が出ないと到達できません。
800万以上は努力とセンスと運が必要だと思っています。
収入は人によって目指す地点が違うので極論を言えば他人なんて関係ありません。
“自分がいくら欲しいか”という観点で考えると少し景色が変わるかもしれません。