SIerを批判している人達の正体を考察してみる

6月 23, 2019

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Twitter界隈で繰り返されるSIer批判。

「Excelで手順書作成しかやらされないからスキルアップは無理。さっさと抜けてWeb系に行ったほうが良いよ」という言葉。

多分Twitterでプログラマ関連の方をフォローしている方であれば、一度は目にしたことがある光景かと思います。

SIerは本当にスキルが付かないの?という話はこちらで

SIerって本当にスキルが身に付かないの?

さて、今日は休日ということもあり、「揚げたてのベビースターラーメンが食べたい」という想いを実らせるため横浜博覧館にあるベビースターランドへやってきました。

揚げたてのベビースター。非常に美味しゅうございました。
もう市販のベビースターには戻れないかもしれません。

生麺を買って自分で揚げるしか方法は無いのか・・・と考えている際、一つの考察が浮かび上がりました。

それは、一度贅沢を知ってしまった人間は簡単には戻れないということです。

ちょっと長めの記事になってしまうので要約すると、

  1. 転職で年収が下がるということを許容出来る人は少ない
  2. 結局SIerを叩いてるのは大して努力もせずに、文句だけは一人前に言っているレベルの低い人では?
  3. ということはSIer批判してる人の言うことを信じるのはレベル低い人の発言を信じることではないか。そんなの信じて自分の人生を決めて大丈夫ですか?

という考察になります。

SIerというのは一般的に元請けであることが多いです。つまりそれなりに大手ということですね。

私も開発系ではありませんが、インフラ系のSIerである元請けの会社にお世話になっています。

元請けには以下の特徴があります。

  • 下請けに比べて派遣の月単価が高めである
  • 労働環境は下請けに比べて良い確率が高い
  • 大手だとコンプライアンスには厳しいところが多い

全部が全部とは言いませんが比較的上記の特徴を持つSIerは多いのではないでしょうか。

  • 下請けに比べて派遣の月単価が高めである

という特徴にフォーカスを当ててみましょう。

いわゆる駆け出しエンジニアでSIerは行くのは、ほぼ100%SESだとか派遣会社経由だと思います。大手のSIerは未経験が中途で入れるほど甘くありません。

ちなみにうちの取引先であるSIerの契約金相場で言うとこんな感じです。

完全未経験(office製品も初、パソコン初心者レベル):45万〜48万ぐらい

LPICかCCNA持ってるレベル(開発系で言うスクール卒業したレベル?):55万前後
2~3年運用、構築経験あり:60万前後

多分下請けであればこの2~3割程度相場は下がるでしょう。

そして派遣会社を2つに分けます。

  1. 経験浅くても契約金見合いでそれなりに給与を出す会社
  2. 搾取する気満点で初任給18万とかまで絞っちゃう会社

しっかり自己学習による下地を作り、企業調査もしっかり行い、経験浅くても契約金見合いでそれなりに給与を出す会社に入れた人はSIerに行くとそこまでひどい給料にはならないと思います。多分年収300万〜350万ぐらいもらえるんじゃないでしょうか。

しかし、努力もろくにせず派遣会社もひどい所にしか入れないという人がSIerに入ると、月給18万x12ヶ月の年収216万プレイヤーが誕生する訳です。

私が常駐しているSIerもExcel、Wordを使うことは多いです。

と言ってもそれがメインではなく、使えるのが当たり前の世界です。

しかし派遣会社も底辺クラスにしか入れない人が、1人前の仕事を任されるでしょうか?簡単な仕事しか任せられないですよね。単純作業しか任せられません。

そしてそういう人は必然的に契約解除になります。

そうなるとExcel、Wordの単純作業をちょろっとやらされて契約切られたSIerアンチが生まれる訳です。

多分この辺りのレイヤにいる人間たちが、必然的に契約解除されてSIerなんて二度と行くものか!と吠えているのではないかなと。

恐らく駆け出しだろうとしっかり努力した人はSIerでそれなりに良い仕事を任されます。給与もそれなりです。

では、経験浅くても契約金見合いでそれなりに給与を出す会社」に入ってSIerに行った人はSIerを批判しないのか?

ここからは現状調査不足な部分が多々あり、個人的な仮説を大いに含んでいますので事実とは異なる可能性があります。

先程の「派遣やSESでSIerとWeb系に就業した場合、SIerの方が基本的に相場が高い」という前提が合っていたとします。 

ではSIerでそれなりにそんな人達がWeb系に行ったらどうなるでしょう?

SIerで1~2年経験があったとしても、Web系に行った場合求められるスキルセットはやはり変わります。そしてWeb系の方が相場水準が低いとなると、恐らく年収下がるケースが多いのではないでしょうか。

いくらスキルが身に付かない云々が事実だったとして、年収が下がる転職をどれだけの人が許容できるのでしょうか。

一度上げてしまった生活水準を下げるのはかなり難しいです。

「日本のIT業界に従事している方の大半はスキル云々よりも目の前の給与を優先する」のではないかと思います。(これも仮説です)

という風になってくるとSIerで給与を上げるためのスキルセットを身につける必要性が出てきます。その場合、SIerをディスっても何の特もありません。自己否定になってしまいますから。

これらの仮説を立てたのにはいくつか理由があります。

  • SIerはスキルが身に付かないという声は多いが、SIerの方が比較的給与が高いという声はSIerアンチも含め割と満場一致している
  • SIerで働いてるけど、スキルが身に付かないけど給与がそれなりに良いから辞めるに辞められないという悩みを全然みかけない
  • SIerに行っても給与が低いのは、ひどい派遣元の会社を選んでしまっている

という訳で長くなりましたが結論です。

  • 転職で年収が下がるということを許容出来る人は少ない
  • 結局SIerを叩いてるのは大して努力もせずに、文句だけは一人前に言っているレベルの低い人では?
  • ということはSIer批判してる人の言うことを信じるのはレベル低い人の発言を信じることではないか。そんなの信じて自分の人生を決めて大丈夫ですか?

ということになります。

私自身インフラが専門なので、正直Web系には詳しくないです。

しかし今回の考察を文字に起こしたのは、目の前の情報を鵜呑みにして不幸な人生を歩んでしまうエンジニアを1人でも減らしたいからです。

駆け出しの頃は自分の見えている世界が正しく見えてしまうのは仕方ないと思います。

あきらかに間違った方向に行こうとしてしまっている人に選択肢を与えるのは先輩の約目です。

流れている情報の取捨選択は本当に難しいですが、1人でも多くの方が「エンジニアになって良かった」と思える業界であって欲しいなと思います。

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